北海道公立高校入試 総評

みなさん、公立高校入試、お疲れさま!!

この半年間、皆さんは一つの目標に向かって本当に一生懸命戦い抜いたと思います。

合格発表はまだ数日先ですが、合格を勝ち取った生徒も、そうでなかった生徒も、

高校受験を通して、人として最も大切なことを学ぶことができたと信じています。

「努力し続けることの尊さ」「仲間とともに取り組む意義深さ」を学ぶことができたのだと思います。

自分一人ができるようになっても、人は幸せにはなれません。

勉強が得意な人も、そうでない人も、

みんなの力で一緒にそれぞれの目標を達成するために努力を重ねることが大切なのです。

この半年の間の出来事は、皆さんの一生の宝になることと信じています。

今年度の高校入試は、昨年度と比較すると全体的に少し難しめの作問であったようです。
平均点が昨年度と比較すると40点ほども下回る結果となりそうです。
各教科について一言ずつ印象を述べたいと思います。

国語:

標準的な難易度の良問であったように思われます。でも、文章を適切に過不足なくまとめて表現させる設問が多く、また全体の文章量も多めであり、時間内にきっちりと仕上げるのは難しかったと思います。

数学:

出題形式が新しい設問があり、多くの受験生に動揺が走ったようです。本番の緊張感の中で冷静に問題を見つめることができる心の強さが必要とされる作問でした。

社会:

良問だったように思います。文章量が多く、しかも資料を基に考えさせる問題が多く見受けられ、全部を時間内に解き切るのは、多くの受験生にとってはしんどいことだったでしょう。
お昼休憩をとる前に疲れ果ててしまった受験生もいたのではないでしょうか?

理科:

お昼休憩をとった一発目が理科です。理科の難易度がこの数年で最も高かったように思われます。
受験会場で涙ぐみ、問題を解くどころでなかった受験生も散見されたようです。自分がわからないのだからみんなも困っているはず!と割り切れるように、受験直前まで誰にも負けない演習量をこなし、そのうえで、難しい・わからない設問をぶった切って構わないと判断できる潔さが問われる、そんな出題でした。

英語:

最後の英語は、例年通りの易しめの作問でしたが、これまでの4教科の疲弊感から最後まで気を確かに保つことのできなかった子供たちも多かったのではないでしょうか?

<TANJI生の自己採点結果>
平均倍率1.4倍の今年の公立高校入試にあって、ほぼ全員が合格を果たしてくれたのではないかと思います。

3月17日の合格発表を心待ちにしています(^▽^)/

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